Q.
人間は誰しも死を迎えますが、私たちは生きているうちにどのように生きるべきなのでしょうか。イェール大学では23年連続の人気講義があり、「死とは何か」をテーマにしているそうですが、その講義では、死後の世界があることの科学的根拠はないとされています。死後の世界があるかどうかについて、どのように考えたらよいのでしょうか。
A.
これは死生観に関わるとても重要な問いだと思います。そして、死をどのように捉えるかによって、その人の生き方は根本的に違ったものになります。生と死とは何であるのか、死後の世界は本当にあるのか、ということは実に深淵なテーマであると思いますが、ここでは死生観についての一つの視点をお話ししてみようと思います。