2026年2月18日水曜日

「久延彦便り Q&A」(16)

Q.
 共産主義は平等な無階級社会を理想とする一方、現実には軍事・経済面で世界を不安定化させる要因ともなっています。なぜ理想と現実がここまで乖離(かいり)しているのでしょうか。制度の悪用が原因なのでしょうか、それとも共産主義そのものの論理的限界なのでしょうか。

A.
 まず結論からお話ししますが、共産主義の問題は制度の悪用ではありません。共産主義という思想そのものが根本的に間違っているのです。そして、共産主義が軍事・経済の両面において世界を不安定化させているのは、共産主義が人間を悪魔にしてしまう思想だからです。共産主義思想に心酔する人は悪魔となり、共産主義革命によってつくられた国家は悪魔が支配する国となるからです。

2025年11月26日水曜日

「久延彦便り Q&A」(15)

Q.
 オランダで行われた心理実験の結果についてです。被験者を無作為に二つのグループに分けて知能テストを受けてもらいます。Aグループには「あなたは頭が悪く知能が劣っている」という結果を伝え、Bグループには「あなたは普通で知能は平均的だ」と伝えます。しかし、この知能テストの結果は嘘で、本当の実験はその後の反応を知るためのものでした。そこで、二つのグループの人たちにある新聞記事を読んでもらい、その感想を書いてもらいました。その新聞記事とは次のような内容です。
 「大学生の若者がはしゃいで大学のパーティーでいい格好をしようと高級外車を借りて出かけますが、駐車場に停めようとしたらそのまま滑って運河に車を落として、散々恥をかいた。」
 この記事の感想で、Aグルーブは全員が「いい気味だ」とか、「ざまあみろ」などという趣旨の回答をし、Bグループは「気の毒に思った」とか、「何とも思わない」と回答していました。このことから、他人の失敗や不幸を喜ぶ感情は、その人の個性や生来の性格とは関係がなく、直前に自尊心を傷つけられたかどうかで決まるということが実証されたというのです。この心理実験の結果について、また、「他人の不幸は蜜の味」という言葉について、どのように思われますか。

2025年8月27日水曜日

「久延彦便り Q&A」(14)

Q.
 統計学に基づけば、自然災害による死者数や戦争による死者数などは年々減少し、改善されているにもかかわらず、テロリズムの犠牲者は年々増加しています。特にテロは中東地域で増加傾向にあるそうですが、なぜ、テロリズムによる犠牲者だけは減らないのでしょうか。

A.
 テロリズムの定義について普遍的な合意はないのですが、米国では、テロリズムとは「準国家的集団または秘密の代理人による、非戦闘員を標的とし、事前に計画された政治的な動機を持つ暴力をいう」と定義されています。また、一般的には、テロリズムとは、政治的目的、宗教的またはイデオロギー的な変化を追求しようとして、特に民間人に対して、暴力またはその脅威を行使することです。

2025年7月9日水曜日

「久延彦便り Q&A」(13)

 Q.
 「死ぬまでに観るべき映画」とか、「一生に一度は読むべき本」などと、よく言われることがありますが、観るべき映画や読むべき本としてお薦めのものがあれば、教えて下さい。

A.
 映画を観ることで人生のたいていのことは学ぶことができる、と語った人がいます。それほどまでに映画には、私たちの人生とは何なのか、生きることの意味は何であり、死とは何なのか、愛とは、信頼とは、正義とは、そして、善悪とは、などの根本的な命題に対する何らかの答えが散りばめられているのでしょう。

2025年6月18日水曜日

「久延彦便り Q&A」(12)

Q.
 過疎化と東京一極集中の問題についてですが、転出超過ランキングにおいて、広島県が4年連続で1位となりました。鳥取や高知のような地方に限らず、仙台や広島のような地方都市でも若者の都市部への流出が止まらないようです。広島では流出を防ぐ取り組みもいろいろと行われているようですが、そもそも過疎化を止める必要はあるのでしょうか。東京一極集中が加速している現状をどう思われますか。

A.
 まず、多くの若者が東京などの大都市に流出しているという現状ですが、これはある意味では仕方のないことだと思います。特に、若者たちは将来に対する夢や希望を少なからず心に抱いていて、自分の人生において大きな可能性を持っています。自分の能力を高めたい、自分の夢を実現したい、また、自分の可能性を最大限に生かしたい、そのような思いで夢や希望を実現する場として、東京に出て行くのではないでしょうか。

2025年5月21日水曜日

「久延彦便り Q&A」(11)

Q.
 2024年春に刷新された小学校6年生の道徳の教科書からは削除された題材に「星野君の二塁打」というものがあります。題材のあらすじは次のようなものです。

 「選手権大会出場のかかった重要な試合で、監督から出された送りバンドのサインを無視して(打てそうな気がしたため)二塁打を放ちチームの勝利に貢献した星野君。チーム全員で決めた作戦(試合前に監督の指示に従うとミーティングで決めていた)に反した星野君は監督から当面の間、試合への出場を禁止される。」

2025年4月23日水曜日

「久延彦便り Q&A」(10)

Q.
 政府が不妊治療を保険適用することを決定しましたが、この決定に対しては倫理的な問題があるとする指摘もありますが、少子化対策のための保険適用を合理的とする意見もあります。不妊治療を取り巻く問題についてどのように考えたらよいのでしょうか。

A.
 まず、一般論としてですが、女性の妊娠適齢期は20代から30代前半と言われています。女性ホルモンの分泌量が多く、卵子の質も良好なため、妊娠しやすいとされており、30代後半には妊娠率は低下し、40代以降では急激に妊娠率が下がります。また、流産や染色体異常のリスクが高まるようになります。