Q.
オランダで行われた心理実験の結果についてです。被験者を無作為に二つのグループに分けて知能テストを受けてもらいます。Aグループには「あなたは頭が悪く知能が劣っている」という結果を伝え、Bグループには「あなたは普通で知能は平均的だ」と伝えます。しかし、この知能テストの結果は嘘で、本当の実験はその後の反応を知るためのものでした。そこで、二つのグループの人たちにある新聞記事を読んでもらい、その感想を書いてもらいました。その新聞記事とは次のような内容です。
「大学生の若者がはしゃいで大学のパーティーでいい格好をしようと高級外車を借りて出かけますが、駐車場に停めようとしたらそのまま滑って運河に車を落として、散々恥をかいた。」
この記事の感想で、Aグルーブは全員が「いい気味だ」とか、「ざまあみろ」などという趣旨の回答をし、Bグループは「気の毒に思った」とか、「何とも思わない」と回答していました。このことから、他人の失敗や不幸を喜ぶ感情は、その人の個性や生来の性格とは関係がなく、直前に自尊心を傷つけられたかどうかで決まるということが実証されたというのです。この心理実験の結果について、また、「他人の不幸は蜜の味」という言葉について、どのように思われますか。