2025/04/23

「久延彦便り Q&A」(10)

Q.
 政府が不妊治療を保険適用することを決定しましたが、この決定に対しては倫理的な問題があるとする指摘もありますが、少子化対策のための保険適用を合理的とする意見もあります。不妊治療を取り巻く問題についてどのように考えたらよいのでしょうか。

A.
 まず、一般論としてですが、女性の妊娠適齢期は20代から30代前半と言われています。女性ホルモンの分泌量が多く、卵子の質も良好なため、妊娠しやすいとされており、30代後半には妊娠率は低下し、40代以降では急激に妊娠率が下がります。また、流産や染色体異常のリスクが高まるようになります。